LGBT研修の特長
Nijiリクルーティングでは、LGBTの取り組みを進めようという企業・団体向けに、研修の目的や受講者のターゲットにあわせた研修を提供しております。
これまでLGBT研修(基礎編)、LGBT採用研修、経営者向け研修など400社以上の企業・団体に研修を実施しています。
LGBTの基礎知識を知るだけであれば、書籍やインターネットなどでも一定の情報を入手することはできます。しかし、書籍などでは表面的な知識の習得にとどまります。
研修は知識を増やすことが目的ではなく、研修を受けたあとに研修参加者の行動が変わることが重要だと考えています。
そのために意識変革(気づき)を重視しています。
Nijiリクルーティングでは、研修参加者の多くが持つ無意識のバイアス(先入観)を変革させることに研修の目的をおいています。
必要な知識を身に着けると同時に、バイアス(先入観)を変革し、研修参加者のそれぞれの立場において、どういう行動をとっていくべきかを考えてもらえることを目指しています。
特長1 LGBT非当事者と当事者が講師
LGBT研修では、LGBT当事者がどんなことに悩んでいるのかを知ることは大切です。しかしそれだけでは不十分です。LGBTフレンドリーになろうという企業の立場に立ち、LGBTフレンドリーになることの目的やそのメリット、またAlly(アライ)を増やすことの重要性やAlly(アライ)に求められる姿勢や知識を知ることが大切です。
そのためLGBT研修を行う上で講師は非常に大切だと考えています。
LGBTに特化して活動を行っている企業団体の中で、Nijiリクルーティングのように代表者が非当事者であるのは、極めて珍しいケースです。
Nijiリクルーティングでは、LGBT当事者と企業の間にたって、双方にとって良い着地点を提案することを大切にしています。
実際の研修では、LGBT当事者の悩みやどんな人かを知ってもらうためにLGBT当事者も講師を務めますが、それにとどまらず、Ally(アライ)になったLGBT非当事者が自らの体験も踏まえてお話をすることで、Ally(アライ)に必要な姿勢や知識を伝えることに注力しております。
これにより、研修時間に一定の知識を得るだけではなく、実際の職場に活かせるような研修を行います。
※Ally(アライ)とは、性的少数者を理解し支援するという立場を明確にしている人です。英語で「同盟、支援」を意味するallyが語源となっています。
特長2 研修内容はオーダーメイド
研修は基本的に、時間や内容など事前にご相談のうえオーダーメイドで実施いたします。研修対象者によって研修の目的が変わります。研修参加人数によりグループワークの導入など進め方が変わります。研修内容や進め方を変えることにより、より効果的な研修を実施したします。
LGBT研修実施のフロー
※一般的なフローであり、実際にはフロー自体も個別にご相談させていただきます。
- 研修概要のご説明(契約前)
企業のLGBTの取り組み状況、目的、要望事項などをお伺いしたうえでNijiリクルーティングの研修の概要や特長をご説明いたします。 - 研修に関する初回打合せ(契約後)
改めて、どのような対象にどのような研修を行うのが良いか?という段階からアドバイスをし、研修の目的、日程、人数、時間、やり方などを確定いたします。 - 研修レジュメの作成・すり合わせ
打ち合わせに基づいて、弊社で研修レジュメを作成します。研修内容は実施前に確認していただきます。 - 研修実施
- 相談受付(実施後)
研修を実施して終了ではなく、その後の取り組みにつなげるために、ご担当者からのご要望やご相談をお受けしています。
特長3 豊富な事例(LGBT当事者側+企業側)
研修を行う上で大切なことの一つは、いかに多くの事例を蓄積しているかだと考えています。Nijiリクルーティングではこれまで4,000名以上のLGBT当事者から、働く上での悩みの相談を直接うけております。
またLGBTダイバーシティの推進やLGBT採用を行っている400社以上の企業の取り組みについてご相談いただいています。
このようにLGBT当事者と採用企業の両方の豊富な事例を踏まえて、「LGBT×働く」に特化した研修を多数実施しています。
研修やセミナーは、大手企業からベンチャー企業、また自治体や大学など数多く実施した実績があります。
研修メニュー(例)
経営者向けLGBT研修
対象者:社長・経営者
目的:LGBTダイバーシティを経営課題として捉える
内容:LGBTダイバーシティを推進することは企業にとって重要な経営課題の一つとなっています。LGBTの基礎知識だけでなく、これに取り組むことの意義・目的・メリット・リスクなどについて他社の事例なども踏まえてお話いたします。
管理職向けLGBT研修
対象者:管理職
目的:部下からのカミングアウト時にどう対応すべきかを学ぶ
内容:職場における風土の醸成は、管理職の考え方に大きな影響を受けます。また部下から直接カミングアウトを受けることが多い立場でもあります。LGBT基礎知識にとどまらず、職場で実際に起こりうることを想定し、参加者自ら考えていただく研修になっています。
人事担当者向けLGBT研修
対象:人事担当者、ダイバーシティ担当者
目的:LGBTの基礎知識から、ダイバーシティ推進の実際の進め方のアウトラインまでを知る
内容:人事(ダイバーシティ)担当者は、多岐にわたる知識と意識改革の先頭にたつことが求められます。LGBTの基礎知識からダイバーシティ推進の概要、実際に進めていくうえでの取り組むべきこと、留意点などの知識と、意識改革のワークなどを取り入れた研修を行います。
採用担当者向けLGBT研修
対象:採用担当者
目的:求職者や就活生の中にいるLGBT当事者への対応を学ぶ
内容:新卒採用の選考現場では、LGBT当事者からカミングアウトを受けるという事例が増えてきています。基礎知識に加えて、採用現場で必要な対応や、一歩進んでより採用力を上げるために取り組むことは何かを考える研修を実施します。
一般社員向けLGBT研修
対象:全社員
目的:LGBTの基礎知識をみにつける。Ally(アライ)を増やす
内容:身近な同僚の中にもLGBT当事者がいる可能性はあります。実際にLGBT当事者との質疑応答を通して基礎知識の習得をしていただき、その先にあるすべての人が働きやすい職場環境づくりを意識した研修を行います。
LGBT研修参加者の感想
基礎知識の説明から実例を踏まえた課題の検討などの幅広い知識とともに、男か女か、右利きか左利きかといった「2択の常識」から、視点をシフトする必要について考えさせられました。
当事者に初めてお会いして、自分の先入観に気付きました。
一度では十分には分からないので、なんどか繰り返して研修を受けたい。
実際に、社員からカミングアウトを受けていてどうすればいいか困っています。今日の話を参考にさせていただきます。
LGBT取り組みの必要性はよく分かりました。進め方が難しそうです。
アンコンシャスバイアスという言葉は知っていたのですが、今日の研修で自分にあるアンコンシャスバイアスに気付くことができました。
講師の目線が自分と同じ位置にあり、お話がすんなり理解・共感できました。
LGBT当事者の話は以前、別の研修でも聞いたことがあったのですが、当事者と言っても悩みが全く違うことが改めて分かりました。
企業側の立場にたった様々な対応アドバイスはありがたかったです。すぐに活用できるものも得られました。