LGBT研修のご相談でもっとも多いパターンの事例をご紹介します。

最近、LGBTという言葉もよく聞くし、そろそろLGBTに関して研修もやったほうがいいのでは?ということで相談を受けることがあります。このようなケースの場合、どんな目的でどのような層を対象に研修を行うのかが明確になっていないことがあります。お話する中で、結果的には人事部(ダイバーシティ推進部)を中心として研修からスタートする事例が多いです。

今回の企業では、この研修を機に、LGBT取り組みがひとつずつ進み始めました。

研修概要

対象:人事部、法務部、経営企画部
人数:50名
時間:2時間
目的:LGBT取り組みを検討するための材料
内容:基礎知識、取り組み事例、当事者の体験談、グループワーク、質疑応答など

企業概要

関西に本社がある化学メーカーから研修のご相談がありました。社員数は3000人を超える上場企業です。

LGBT取り組み状況

戦前に創業しており、古くからある日本企業らしく比較的真面目で堅い社風です。ダイバーシティ推進は女性活躍、障がい者雇用に関しては、着実に行ってきていますが、LGBTに関しては、研修や勉強会などは全く行っておらず、そろそろLGBTに関しても何かやったほうがいいのでは?ということが今回の研修の問い合わせのきっかけです。

社内にLGBTとカミングアウトをしている人は2名おり、人事部(ダイバーシティ推進室)としては特にケアをしているわけではないけれど、把握はしているという状況です。

LGBT研修の目的

今回は、昨今LGBTという言葉がかなり聞かれるようになってきて、人事部(ダイバーシティ推進室)としては、経営者向けの研修プログラムの一つにLGBT研修を入れたいという希望でした。

最初に、研修の概要や目的についてお打合せをした際に、LGBTダイバーシティ推進をなぜ行うのか?その中で今回の研修をどういう位置づけで行いたいのか?などがまだ明確になっていませんでした。お打合せの中で、いきなり経営者にLGBT研修を実施するよりも、LGBT取り組みについて、企業としてどういう目的で行うのか?今後どのように進めていくのか?ということをまずは人事部(ダイバーシティ推進室)が考えるための勉強会を実施しましょう!ということになりました。

研修のポイント

研修の対象は、ダイバーシティ推進室を中心に、人事部、法務部、経営企画部からあわせて50名ほどの参加となりました。今回は、目的や取り組みをどうしていくかを幅広く検討するための材料を集めることが目的です。

この目的に沿って、出席者が知りたいことだけではなく、知っておくべきことを幅広くお伝えすることを大切に研修を実施しました。

LGBT研修の実施内容

事前にとったアンケートでは、出席者のLGBTに関する知識にかなりばらつきがあることが分かりました。事前質問も同時にいただいたのですが、かなり深い質問も混ざっていました。

ただ今回は幅広く入門編をということを主眼にしていたので、研修の内容としてはLGBTの基礎知識を丁寧に説明するところがスタートしました。

途中、LGBT当事者による自分自身の体験談を交えて進めています。LGBT当事者を目にするのは初めてという方も多くいて、最初は遠慮からかなかなか質問がでなかったのですが、途中から次々と質問がでてきました。質問内容としては、「いつ自認したのか?」「実際に働く上で困ったことは?」「企業に望む取り組みは?」のような個人的な意見を求める質問もあれば、「トイレはどういうスタイルが一番望ましいのか?」「カミングアウトはしたいものなのか?」というような質問もありました。

Nijiリクルーティングの研修では、LGBT当事者が話をし、質疑応答の時間を設けていますが、その際にはこのような質問を受けることはよくあります。

ここで気をつけなければいけないのが、“LGBT当事者”というのを普遍化することだと感じています。LGBTの人にあったことがない、という人は特に一人の話を普遍化してLGBT当事者全体に普遍化しがちなのですが、実際にはLGBT当事者といってもセクシュアリティによって悩みの種類は全く異なりますし、同じセクシュアリティでも望むことは異なります。

それを実感してもらうことが、人事部やダイバーシティ推進室といったLGBT取り組みを進める部署の担当者には大切だと感じています。

今回の研修でもそこを十分注意して、他の当事者の悩みや企業内でおきた事例を数多くお話するようにしました。

研修後の感想

LGBTに関してある程度知識はあったのですが、研修の中で驚きと新たな発見がたくさんありました。実際に当事者の方の話をきくのも良かったですが、逆に非当事者のアライの方の話はより共感できとても納得しました。
LGBTっていうとまだまだ遠い感じがしていたのですが、実は身近な話だということが分かりました。
人事部として、何をしていくべきかをしっかり検討していきたいです。

NijiリクルーティングのLGBT研修

NijiリクルーティングのLGBT研修の特徴です。

1.LGBT非当事者と当事者の両方が講師
2.研修内容はオーダーメイド
3.豊富な事例(LGBT当事者側+企業側)

NijiリクルーティングではLGBTに専門特化のコンサルティング会社として、独自の視点・内容で分かりやすい研修を提供しています。
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