6月はPRIDE月間と呼ばれ、世界各地でLGBTの啓発イベントが実施されています。
企業においても、ダイバーシティウィークなどを設定して、LGBTも含めたダイバーシティ全体の意識啓発を進めるケースも多くあります。

ある企業より、PRIDE月間に社内向けにLGBT関連の書籍紹介をしたい、というご相談がありましたので、今回はおススメのLGBT関連書籍10選をご紹介します。

1.LGBTQの働き方をケアする本

管理職や人事担当者向けの本です。
多数の事例やQ&Aが載っており、カミングアウトを受けた場合にどういう対応をするのがよいか?職場環境作りにはなにが大切かなど、“学べる”本です。

2.LGBTとハラスメント

SOGIハラスメントに関連するよくある勘違いが豊富に掲載されています。
知っているつもりの人も、これを読むことで新たな気づきが得られるかもしれません。

3.りんごの色

中学生を主人公にして大分県が製作した漫画です。LGBTをメインとして多様性全体をテーマにした漫画です。
中高生や教育機関、親向けに作られたものですが、とても読みやすく、自然にダイバーシティ&インクルージョンが伝わってくるので社会人にもおすすめです。
※web上に公開されています。

4.総務部長はトランスジェンダー

職場で男性から女性に性別移行をしたトランスジェンダーの体験記です。
47歳の“男性”が女装に目覚め、そのうちに“女性”として生きたいと変わっていきます。職場でのカミングアウト方法や周りの反応など、リアルな息遣いが伝わってきます。

5.ヒゲとナプキン

原案は東京レインボープライドの代表理事の杉山文野さん、著者は乙武洋匡さんの小説です。
杉山さん自身の実体験がベースになっているそうです。
読みやすい本なのでLGBTの知識があまりない人もすんなりと入れると思います。

6.カミングアウト・レターズ

LGBTの悩みの大きなものの一つがカミングアウトです。
セクシュアリティによっても人によってもこの捉え方は違いますが、当事者がどのような想いでカミングアウトをするのか、またそれをどう受け止めるのか?カミングアウトに関する家族間や先生と生徒間の手紙のやり取りの本です。

7.LGBTと家族のコトバ

LGBT当事者のライフヒストリーが本書の中心です。
どのような想いでどんな人生を生きてきたのか?そこには一人ひとりの物語があります。
なかなか当事者の話を聞く機会がないという人も多くいますが、本書でさまざまなセクシュアリティの9人の当事者のインタビューを読むことで、理解を少し深めることができます。

8.青のフラッグ

LGBTをテーマにした高校生が主人公の青春漫画です。
絵、ストーリー、キャラなどどれも素晴らしく、LGBT関連の漫画ではイチオシです。
全8巻の一気読みがおススメです。

9.片想い

東野圭吾さんが約20年前に書いたミステリー小説です。
LGBTがテーマではありますが、エンターテイメント性が非常に高く、LGBT関連ということを抜きにしても、楽しめる一冊です。

10.52ヘルツのクジラたち

2021年の本屋大賞を受賞した作品です。
児童虐待やDVなどが大きなテーマで、LGBTというのは前面にはでてこないのですが、重要な伏線でもあるので、予備知識なしで読むことをおススメします。

まとめ

LGBT関連の書籍は、この数年、非常に多く出版されています。
LGBT当事者が10代の当事者向けに書いた本、LGBT当事者の家族向けに書かれた本、企業の人事担当者向けに書かれた本、直接の啓発ではないですがLGBTが主人公になっている小説や漫画など多種多様です。

読者の年齢や興味関心によっても、おススメ本は大きく変わるので、さまざまなジャンルから選んでみました。
興味をひく本があれば、是非、ご一読ください。